話題の「Square」デバイス内部構造を非分解で観察してみた 2013年6月4日
Posted by sei in Android, iPhone, security, square.Tags: jack dorsey
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IT業界に残されたフロンティア分野のひとつである決済サービスにおいて台風の目となりつつある「Square」ですが、この度ようやく日本でもスマートフォン用決済デバイスの無料配布が開始され、先日到着したので早速分解、じゃなく内部を非分解で見てみました。
そもそも「Square」とは何か?
- 創設者のJack DorseyはTwitterの創業者でもある。
- スマートフォンにクレジットカード情報読み取り機器を装着しネットワークを経由した決済機能を付加するサービス。
- つまり誰でもクレジットカードの決済ができるようになる。(ただし手数料は3.25% 現在はVISA, MasterCardのみ)
- 銀行によっては翌営業日に銀行口座へ振り込まれる。
- リリース当初の第一世代(Gen1)は電源不要の単純な読み取りデバイスだったが現在は暗号化チップと電池を内蔵した第二世代(Gen2)のデバイス。
- Gen1とGen2デバイスはほぼ同じ筐体なので区別がつかない。
- もちろん大丈夫だとは思うけど日本で配布されてるのはGen2だよね?
というわけでこの画像ですが大丈夫でした。
丸いコイン型リチウムイオン電池と暗号化チップ搭載の回路が見えます。
ではGen1はどんなだったかというと中身はこんなでした。(via citizengadget.com)
そう、磁気ストライプ読み取りヘッドだけの非常に簡素な構成でコストが徹底的に抑えられていた事がわかります。
どちらかと言えば安物のスキミング機器のようにも見えます。
なお今回のアプリ実装に際してSquare社の開発者が得た知見によれば一般的なカードのスワイプ速度は秒速約31cmだそうです。
つまり家庭によくある30cmの定規をシュッと一秒でスワイプ出来ればあなたもボリュームゾーンの仲間入りです。