iCloudを支えるWindows 2011年9月4日
Posted by sei in cloud, iOS5, Lion, Mac OS X, social.Tags: cloud
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Steve Jobsもイマイチだと認めざるを得なかったMobileMeサービスは単独の外部データセンタープロバイダに依存していました。捲土重来を期しiOS5でiCloudが高らかに宣言されて以来、どのクラウドサービスプロバイダが使われるのかについてiOS5ベータ版のパケット解析などから色々と伝えられてきましたが、ようやくほぼ全体が明らかになってきました。

iCloudサービスの立ち上がりではAppleのNorth Carolinaに建造したての12ペタバイトを誇る巨大データセンターではなく、Microsoft Azure と Amazon AWS(Amazon Web Services) のクラウドサービスを採用し、やがてはどちらかの一方もしくは一部をAppleでまかなうものと見込まれています。
現時点で大規模なクラウドサービスを提供できる実績のあるクラウドサービスプロバイダはAmazonとGoogleそしてMicrosoftの三社ですが、先行しているAmazonですら障害が発生した際に大規模な影響を及ぼしている状況を考慮してAppleは安定したユーザーエクスペリエンスを重視し自前主義にこだわらない選択をしたようです。
ユーザーのデータはAzureとAWSでストライピングされる模様ですが簡単にいうと巨大なRAIDシステムが構築されると思えばわかりやすいでしょうか。
AWSはともかく再後発のAzureにとってもこれはチャレンジと言えるようですが既に世界で24箇所のデータセンターを構築済みで正念場を迎える準備は万端です。
ここで興味深いのはAWSではOSは自由に選べるようですがAzureではWindowsベースでなければならないため、運用の複雑さを避けるためにAWSの下にWindowsサーバをアロケートするという選択がされるようです。つまり言い換えるとiCloudは完全にWindowsで構築されるクラウドサービスといえます。安定した新規サービスを立ち上げるためには現実的な選択をいとわないAppleの戦略には並々ならぬ決意を感じます。


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